ABOUT

バストリオは2025年12月12日(金)〜14日(日)の3日間、小金井市にある”とをが“にて『ロングトレイル』という場を開きます。

発表を作る/見る、感想を話し合うというバストリオが普段行っている創作の様子を公開する取り組み「トレイル」。その拡張版となる『ロングトレイル』では、13名の出演者たちと、話し、作り、休み、また話しを繰り返しながら長い歩みを進めます。それぞれの日々で出会ったもの、一緒に歩きながら見つけたものをきっかけに、4日間の創作を実施。“とをが”に滞留する3日間で再び立ち上がります。【計7日間】

『ロングトレイル』は、作り手からの一方向の矢印による作品発表の場ではありません。出演者たちは感覚(何をモチーフにしたか、どのようにつくったか)を共有し、観覧者は感想(どう感じたか、なにが気になったか)によってそれに応答します。双方向からの言葉が行き来し、つくる人/見る人の境界が揺らぎながら、世界への眼差しに触れる場となることを目指します。途中出入りも自由です。さまざまな方向の言葉が交わる場となりますように。

「たまに山に入ると登山客とすれ違う、山を歩くわたしはいつもより何でもない存在として山の一部になって楽しんでいる、楽しむというのは余裕があるというわけじゃなく、その途上にいることを楽しんでいる、目指している場所なんてどうだっていいわたしはわたしが歩きたいように歩く、やめれない、急には降りれない、歩き続ける運動体のわたしはすれ違った誰かに挨拶をする、こんにちは、ほとんど返ってくる、こんにちは。楽しい。
言葉というより音、こんにちは。何も考えてない。自然と出た音。こんにちは。

山になったのか。いや、人だね人、人は人と出会う。出会うように生きている。

5月にやったワークショップではたくさんの面白い人たちと出会いました。みんな面白い。本当に。そう思ってる。それぞれ違うからだと思う。違うのは面白いです。
今年中にワークショップで出会った人たちと少し合流して一緒に歩いて、山小屋みたいな、ゲストハウスみたいなどこかで集まってみます。
せっかくだから三日間います。

とをが、という良き場所で、参加者とお客さんは集って出会う。こんにちは。

共に過ごしていると思考や感覚が渡されあう。お茶やご飯もあるといい。そんなに広くはない場所だからいい。どういう場になるかわからないけど、「とをが」は歩く人たちがたどり着くにはとてもいい場所です。ロングトレイルで会いましょう。」
今野裕一郎

TIME TABLE

2025年12月12日(金)〜14日(日)

12月12日(金)18:00-
12月13日(土)16:00-
12月14日(日)16:00-

受付開始・開場は60分前より
上演時間:2時間程度を予定(休憩込み)

TICKETS

一般

予約:2,500円
当日:3,000円

U-20

予約:2,000円

*ご予約のみ受付、枚数に限りがございます

ディスカウント

小金井市に在住・在勤・在学の方は200円ディスカウント

*当日、受付にて免許証・社員証・学生証等、証明できるものをご提示ください。
*U-20はディスカウントの対象外です

全席自由席
当日精算(現金のみ)

14歳以下無料未就学児観劇可

*途中入退場自由です。
*会場は階段で登った2階にあります。移動に不安のある方は下記のお問い合わせよりご連絡ください。

お問合せ
info@busstrio.com

CREDIT

演出 今野裕一郎

出演
小野亮子
坂藤加菜
坂本彩音
佐藤海
髙橋慧丞
槌谷颯晃
中川鈴音
花形槙
日和下駄
福本純里
橋本和加子
本藤美咲
柳田あやな

主催・企画 バストリオ

MAP

とをが

〒184-0013
東京都小金井市前原町5-8-3 丸田ストアー 2階

JR「武蔵小金井駅」徒歩25分

PROFILE

バストリオ

主催・企画

パフォーマンス作品を制作するコレクティブ。2010年⽴ち上げ。⽣きていく中で出会うビビットな瞬間を⼩さなシーンへと⽴ち上げるクリエイションを⾏う。様々なメディアを⽤いることで断⽚的な時間を構成し、いくつもの⾏為・出来事・モチーフをバラバラのまま配置する上演は、⾳楽的なグルーブを帯びながら“名付けようのない⽣”を描き出す。存在そのものを肯定するような祝祭的な時間は、観客の想像⼒を喚起し世界を捉える視点に奥⾏きをもたらす。第14回せんがわ劇場演劇コンクールにてグランプリ含む4冠受賞。

今野裕一郎(こんの ゆういちろう)​

演出

1981年生まれ。演劇作家、映画監督、バストリオ主宰。横浜国立大学中退後、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。在学中に映画監督の佐藤真に師事し、淡路島で二年間撮影したドキュメンタリー映画『水の大師の姉弟』が卒業制作。上京後は演出家・劇作家の宮沢章夫が主宰する遊園地再生事業団に参加し『ニュータウン入口』『ジャパニーズ・スリーピング』『トータル・リビング』で出演・映像担当。2011年に友人の出産を記録したドキュメンタリー映画『3人、』を制作、2013年にシティボーイズライブで演出助手を務めた。2014年に映画『Hello,supernova』が池袋シネマロサで劇場公開、ドイツ・フランクフルトで開催されたNippon Connectionに正式招待。2019年に映画『グッドバイ』がポレポレ東中野で公開、その際に過去作がオールナイト特集上映された。2021年に映画『UTURU』が東京ドキュメンタリー映画祭に選出。バストリオというユニットを主宰し、演劇・ライブパフォーマンス・インスタレーション作品を日本各地で次々発表。映像・演劇を用いた教育活動、北海道・知床で葦の芸術原野祭の実行委員を務めるなどボーダーレスな活動を行なっている。

小野亮子(おの りょうこ)​

出演

俳優。大阪府出身。30歳の時に演劇に出会い、うわーと思う。以後、育児と会社員をしながら関西の小劇場の舞台に立つ。2017年、40歳の時に駒場アゴラ演劇学校無隣館に通うため劇的に上京。劇団太陽族、桃園会、無隣館、範宙遊泳、さんかく等に出演。音楽と猫とプロレスと猫が好き。偏っています。
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photo by Ralph spieler

坂藤加菜(さかとう かな)

出演

1993年東京生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。2019年よりバストリオメンバーとして参加。ダンス、演劇、演奏の活動をその都度、隔たりをもったりもたなかったりしながら行う。バンド「山二つ」、ユニット「inter/view」など。
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photo by すながじゅり

坂本彩音(さかもと あやね)

出演

1997年生まれ。東京都出身。蟹座。
演劇ユニットIE-イエ-所属。
武蔵野美術大学卒業後、映画美学校アクターズ・コース10期修了。
近年は「聴く聴かれる・見つめる見つめられるから生まれる現象」をテーマにワークショップのファシリテーターとしても活動を広げている。
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佐藤海(さとう かい)

出演

2003年群馬県生まれ。よく山に登っている。中学高校時代は演劇部に所属。現在は、ゴミなどを使ったパフォーマンスを行っている。
主な出演作は、佐藤海×せきあおい×槌谷颯晃「はれるやまはけもの」、せきあおい×佐藤海「Less than more1」 、せきあおい×槌谷颯晃×佐藤海「Less than more2」。
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髙橋慧丞(たかはし けいすけ)

出演

会社員。2018年頃から観客として様々な劇場に足を運ぶようになる。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」基礎科・演習科第1期生。文章表現として、ZINE『tele-』、『てにをはフェスティバル』などに寄稿。レビュー・レポートとして、小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクの作品群について多数執筆、バストリオ『Holy cow/わたしたちは一度しかない』について執筆。パフォーマーとして、吉祥寺ダンスLAB vol.6/小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『言葉とシェイクスピアの鳥』、バストリオ『新しい野良犬/ニューストリートドッグ』出演。
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photo by Rio

槌谷颯晃(つちや さつき)

出演

2002年札幌生まれ。音楽家。学生。即興演奏を中心に活動している。遠藤ふみ、沼田佳命子とともにバンド、“ふかふかささ”をやっている。バストリオ『新しい野良犬/ニューストリートドッグ』では出演と音楽を担当。吉田萌『ヴァカンス』や、バストリオ『Holy cow/わたしたちは一度しかない』に楽曲提供も行う。
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bandcamp

photo by 佐伯春樺

中川鈴音(なかがわ りおん)

出演

1999年生まれ、滋賀県出身。
お茶の水女子大学 芸術・表現行動学科 舞踊教育学コース卒業。
近年は出演や個人での創作活動のほか、衣裳作家の平野みなみと共同制作を行う[Humpit]として『Cylinder』『Swallow a room』の企画・上演を行い、豊岡演劇祭2025フリンジにも参加。また、ダンスカンパニー[Reconu]として、地下スペースTheater, Sweet Theaterを構えて『アーグルトンの家』等を上演するなど、共作での活動も盛んに行なっている。
その他、保育園や小中学校支援級、福祉施設でのワークショプにも取り組み、子どもたちとダンスを通じた関わり方も模索している。
Web

photo by 太田琢人

花形槙(はながた しん)

出演

パフォーマンス、メディアアート、現代美術などの領域で活動。身体と世界とを関係づけるテクノロジー、例えば、通信システム、ウェアラブルデバイス、義肢装具、生成AIなどによって感覚器を再配線することで、現実を〈捻転〉させることについて探求している。
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photo by Arata Mino

日和下駄(ひより げた)

出演

1995年鳥取県生まれ。俳優・制作。2019年より演劇プロジェクト〈円盤に乗る派〉に参加。以降のすべての作品に出演。
特技は料理、木登り、整理整頓、人を褒めること。好きな飲食物はラーメンと酒。好きなことは人が集まって美味しいご飯を食べること。よく吸うタバコはハイライトメンソール。詳しいものは下駄と美味しんぼ。
出演したことのある個人・団体は、鳥の劇場、アムリタ、梨茄子、mimimal、sons wo:、カゲヤマ気象台、関川航平、大岩雄典、青柳菜摘 + 佐藤朋子、グループ・野原、隣屋、山中企画、Dr. Holiday Laboratory、カゲヤマ気象台のコント、MYAA、TeXi’s、Nanori、オフィスマウンテン、劇団不労社。
制作したことのある個人・団体は、TeXi’s、篠田千明、現像。
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福本純里(ふくもと じゅり)

出演

愛知県生まれ。京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)映画学科卒業。
出演作として、『嵐電』(鈴木卓爾監督)、『ロストベイベーロスト』(柘植勇人監督)、『したまち金魚』(小森やすのり監督) など。

Photo by Ralph spieler

橋本和加子(はしもと わかこ)

出演

1984年大阪生まれ。大学では佐藤真のもとドキュメンタリー映画を学ぶ。2010年に同級生の今野とバストリオを立ち上げ、以降、すべての作品に出演し制作も担う。2022年にドキュメンタリー映画『葦芸の映画』を監督。2024年にスヌーヌー『海まで100年』に出演。映画出演作としては今野裕一郎『グッドバイ』、菊沢将憲『凹/eau』、清原惟『すべての夜を思いだす』がある。バストリオYouTube『バストリオの間』ディレクター。2021年より北海道・知床の芸術祭「葦の芸術原野祭」の運営に携わる。
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Photo by Ralph spieler

本藤美咲(もとふじ みさき)

出演

1992年生まれ。音楽家。
即興演奏と作編曲の二極を基盤とし、多様な分野のアーティストと共演・共同制作を行い、日々触手を伸ばす。
2018年に主宰バンド『galajapolymo』を結成。
このほか『OTOMO YOSHIHIDE Small Stone Ensemble』『渋さ知らズオーケストラ』『東郷清丸匚』『トクマルシューゴ フルバンド編成』『片想い』『Ensemble Shippolly6』『SAX CATS』『Tokyo sound-painting』など、参加プロジェクト多数。
2025年に『バストリオ』メンバーに加入。
ソロアルバム「Yagateyamu」「Evoke」「Biosphere」hitorriレーベルよりリリース。
2018年より渋谷区大和田レインボウ・プロジェクト講師を務める。
ハンドサインを用いた即興演奏ワークショップなど、人と場を音で楽しむ企画も行う。
Web

柳田あやな(やなぎだ あやな)​

出演

岩手県出身
個人ユニットミノチホイ主宰
戯曲を書くことと、演技のことを考えるのがすき。
豊岡演劇祭2025フリンジストリートに、ミノチホイ「忘れてしまったから」で参加。
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お問合せ:バストリオ info@busstrio.com